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燃えよ群馬(司馬遼太郎風)

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群馬、という国がある。 

関東平野の北の果て、山と森に囲まれた辺鄙な場所で、古来より毛の国、とよばれ田舎としてさげすまれてきた強風の土地である。

ぐんま

そんな群馬に、である。 

ひとつのクランが生まれた。

「群馬帝国遠征軍」とリーダーを名乗る男はうそぶいた。

帝国、といっても実情はさみしいもので、タウンホール9がひとり。その友人のタウンホール5がひとり。
ただそれだけである。

クランが雨後のたけのこのごとく乱立するこの時代において、その存在はお世辞にも大きいとはいえず、道に落ちた紙くずのほうがまだ人々の目にもとまったであろう。

リーダーの名は、pontaという。

「おれはいずれこのクランに50人、人を集める」
そう彼が言うのを聞いたグロチャの人は
「ばかな」
とみな笑った。

あるものは
(狂人か)
と、違う生き物を見るような眼で彼を見た。

しかし、彼は正気であった。


「考えてもみよ」
pontaは顔に止まった蚊をぴしゃりと叩きながら言った。
「いまクラクラをプレーするおとこどもは、10万人はくだるまい。その中で50人ほど集めるのは、痴人の夢とはいえまい」

わけのわからぬ理屈であったが、彼自身はそれがよほどおかしかったらしく風を食らうように笑った。

そしてさらに不思議なことにこの「群馬帝国遠征軍」は人々の予想に反し、瞬く間にその数をたしかに増やしていったのである。

pontaは将としても兵士としてもきわめて平凡な男であった。

しかしこの男にはただひとつ奇妙な美点があった。

それは
「ブログを毎日記して、休むことがない」
というものであった。

Pontaには信念があった。

それは
「ブログというものは、才能や宣伝など必要はない。ただ一心に毎日更新すればよい。人びとが、そのブログを訪れたとき、何か変化がある。人はそれだけでよろこぶ。それがブログというものだ。だからおれは、更新するのだ」
―というものであった。

彼はその信念に人集めを賭けたのだった。

そしてまことに奇妙なことに、その賭けはあたった。

毎日更新されるブログを読み、行き場をなくしていた各国のつわものが「なにか、面白そうなことがおきているようだ」と、群馬の、草深い田舎じみた土地に集ったのだ。

つわものは、はじめ群馬の思った以上の田舎ぶりにぼうぜんとしたが、やがて気を取り直し、軍を整えて敵と戦いはじめた。

そしてそのつわものが戦う姿を見て、別のつわものがさらに集った。

真ん中にどっしりと居座るリーダーの姿はいつしか見えなくなり、その周辺を固めるいくさ上手の姿のみが周りに高く喧伝された。

いくさ上手の姿が、別のいくさ上手をさらに呼び、群馬はますます強くなった。

産業といえば、ネギ、こんにゃく、そしてキャベツ程度の痩せた群馬の土地に、あきれるほどの強兵が集ったのも、ひとえにこのような理由からであった。

―と、ここまで書いて飽きました。
司馬遼太郎の文章を真似ていて思ったんですが、こう、いちいち大げさなんですよね。
この人。

酒に酔ったようなロマンチシズムに乗っかって主役の状況を慨嘆するみたいな、そんなノリ。 
だからこれ書いてて、自分で自分に酔ってるみたいになってきてつらいものがありました。

司馬遼太郎好きの人に楽しんでほしくて書いただけなので、あまり真に受けないようにおなしゃす。すんません。

これだけだとあんまりなので、Hiiragiさんのみごとな陸軍動画でお口直しください。

以上、よろしくお願いします。

燃えよ剣(上)
司馬遼太郎
文藝春秋
2014-06-27


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コメント

  1. Anjs より:

    鬼の副長、局中法度(クランルール)、切腹(キック)w
    ポンタさんは神輿に乗った近藤さんより、皆の気を引き締める土方さんっぽいですね。
    司馬遼太郎好きですよ。近年は大河ドラマ黒田官兵衛で注目が集まってましたね

  2. ponta より:

    >anjsさん
    土方かあ。。イケメンだから似てるとかいったら恐れ多いです。
    ただ新撰組は好きなんですよ。
    ただでさえ強いのに「みんなで囲んで倒す」ところが。
    チートは嫌いですが、こういう合理的な作戦は大好きなのです。

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