クラクラコンテンツの大きな鍵は「枯れた技術の水平思考」にあるんじゃないかな

2016年5月28日

お疲れ様です、pontaです。


攻略ブログをやっていてブロガーがいずれぶつかるのが「技術の壁」と「知識の壁」です。ない袖はふれぬ、知らないことは言えぬ、できないものはできぬといった、いかんともしがたいスキルの断崖絶壁。


TH9の人はTH10を語れぬ。

空軍使いは陸軍を知らぬ。

陸軍使いは空軍に触れぬ、といった状況が生まれてきます。
それはまあ仕方ないんですけれども。


とくに私はまあ、凡プレイヤーを自認していて、ぼちぼちゲームを楽しむ分にはそれでいいんですが、「攻略ブログ」の主としてそれでいいのかって自問自答するときも、1年に2度くらいはあるようなないような。気もしなくもない。


まあブログを立ち上げた最初のうちは、「基本5種での略奪方法」とか、「アシッドレインのメリット」といった語れる範囲のことを語ってそれでよかったんですよ。

ただ、ブログの閲覧者も望外に大きくなって、自分の村もTH10になって。


求められる技術のハードルも自然と高くなり(と思い込み)、敷居が高くなってきてしまいました。


また、私がブログをはじめた当初と異なり、優れたYouTuber、ブロガーが数多く出現したことも技術論を書くのをためらう理由となりました。


私の技術の拙劣はさておいて、「俺がやる必要、あるのかな」というのでしょうか。


「すでにみんなやっているのに、いまさら、俺がやってもしゃーなくね?
差別化できねーな」という。


「クリエイティブの動機」というのはえてして、「俺がやらねば誰がやる」とか、「世の中にないから、作る」というものなんですが、もうすでに世の中にあふれているものを書くのは、ほんとモチベーションの湧かない作業です。


この、「技術の壁」と「差別化のむつかしさ」が私をして、クラクラ技術論から遠ざからしめることとなりました。


ただ、そんな私も「技術論を書いてほしい」といわれることもあって、ちょっといろいろ考えて、そんなときに思いだしたのが「枯れた技術の水平思考」という任天堂の哲学でした。



決定版・ゲームの神様 横井軍平のことば (P-Vine Books)
横井軍平
スペースシャワーネットワーク
2012-09-28






「枯れた技術の水平思考」とは「最先端のものではなく、散々使い古され陳腐で安くなった技術に、新しい視点を加えて付加価値を生み出すこと」で、ファミコンやDS、そしてWiiはまさにそのイノベーションから生まれたといわれています。

 

うちのブログも、その方向でいいんじゃないかなと思うんですよね。
無理せずに。古いものを。でもオリジナリティあふれた伝え方にしてさ。

 

キレッキレのTH10全壊戦術を生み出すことはできなくても、それを後追いで解剖することはできるかなと。

 

TH8の、もはや語りつくされたプレーを、楽しく、受け取りやすく、わかりやすく、新しい切り口で語ることはできるかなと。

 

言葉の選び方とか、目線の置き方とか、エンターテインメント性とか。

それが私にできる、私にならできることなのかなと思ったりなんだり。

 

いわばアメトーークの蛍ちゃんポジション。

「それ知らんわ。どうなん?」と臆面もなく言える人がいるから成り立つバラエティ・ショー。

 

センスがないからこそせざるを得ない、全壊戦術の地道な分解作業。

 

しっかり理解。がっちり咀嚼。

それを自分らしく、わかりやすく面白く伝えることができれば、ひとつの強力なコンテンツとして成り立つのかなと思っています。自身の技術力向上にもつながりますしね。

 

そして、この「枯れた技術の水平思考」という言葉については、私に限らずすべてのブロガー、YouTuberにとって、よきヒントになるかと思います。

 

最後になりましたが、任天堂の岩田社長のご冥福を心からお祈り申し上げます。

攻略

Posted by ponta